みぞおちの痛み、胸焼け・・・逆流性食道炎について
最近胃の調子が悪いといって受診される患者さんで逆流性食道炎のかたが増えています。
代表的な症状は
胸焼け、心窩部〜前胸部痛 (みぞおちから胸の真ん中がじりじりする)
呑酸(酸っぱいものが上がってくる)、 曖気(いわゆるげっぷ)が多い
吐き気 食欲低下
食道、咽のつまり感
などで、これらの原因は胃酸の逆流と、胃食道の運動異常、食道粘膜の知覚異常と考えられます。
診察の流れは、可能ならばまず胃の内視鏡をして食道の炎症が無いか、胃の入り口が緩くなって胃酸が逆流しやすくなっていないか、またその他胃 十二指腸の異常がないか調べます。
逆流性食道炎と診断されたら、現在は優れた治療薬がありますので、それらを使用すると大変楽になります。
基本となるのは胃酸を抑える薬で、さらに胃腸の運動をよくして食べ物を胃から排出する薬を内服します。
胸焼け、みぞおちの痛みで辛い方はご来院下さい。
なかや内科クリニック 院長 仲屋 裕樹